玉虫日記 秋
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2005.11.05 (Sat)



冬こもり 春さり来れば 
鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 
咲かざりし 花も咲けれど 
山を茂(し)み 入りても取らず 
草深み 取りても見ず 
秋山の 木の葉を見ては 
黄葉(もみ)つをば 取りてそ偲ふ 
青きをば 置きてそ嘆く 
そこし怜(たの)し 秋山我は

【More・・・】

天智天皇が春山の花とと秋の紅葉どちらが秀でているかを
競わせたおり、額田が詠んだ歌です。


春の足音とともに静まり返っていた木々に
小鳥たちが訪れて囀ります。
枯れて死んだかのように見えた地にも
愛らしい花たちがまた咲き始めます。
けれど、山の木々は枝を広げ
草は勢いよく茂り、来るものを拒みます。
折角咲いた花を手にとって見ることも
出来ません。
秋も深まりゆけば茂っていた草も枯れ
山は人を招くかのようです。
赤くなった一葉を手にとって愛で
まだ青い葉はそのままにして
ため息をひとつついて紅葉するのを待つのです。
そんな秋の楽しさを私は愛します。


彼女は春の花と秋の紅葉を比べてはいません。
手にとることが出来ない山桜を木下から眺めるよりも
一枚の紅葉を掌に受けたいとそう言っているのですね。

春の花と紅葉を単純に比べるのではなく
そのありようで甲乙をつけたのは
彼女ならではの機知だったのでしょうね。
ちらかを選ぶというのは出来ない花と紅葉です。
それぞれ違うよさがありちがう美しさがあるのですから。


私も秋に軍配♪
お花と紅葉は比べられないけれど
寒い冬の間待ちかねていた春が来て
やがて暑い夏・・そして気付けば空が高くなって
風の色が違うとふと思う秋。
そして過ぎ去った時を懐かしむことのできる、そんな秋が好き。
21:44  |  古歌  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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