玉虫日記 トム
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2010.09.26 (Sun)

トム

午後、息子と義母のお見舞いに出かけました。トムを残して出かけるのは辛かったのですがそうもいかず一時過ぎに家を出ました。病室に行ったら義母はお昼寝をしていて、しばらく待ってみたのですが起きる様子もなくて、結局自宅にとんぼ返りでした。お風呂場のトムは私が顔を見せると、心細げな声で鳴きます。どうしたの?といったら寝そべっていた首を持ち上げてこちらに来ようとしました。撫でてあげるとさらに鳴いて見つめます。抱っこしました。洗い場の壁に凭れて座り込みトムを胸に抱きました。しばらくいい子いい子と撫でてあげました。弱りきっています。見ればよほど苦しいのか口を開けて息をしています。トムの呼吸音が浴室に響きます。はぁはぁはぁはぁ・・と。なす術もなく体を撫でてあげることしか出来ません。手足の先、肉球は冷え切っていて掌でぎゅっと温めてあげました。はぁはぁはぁと荒く短い呼吸を30数回連ねた後、肩で大きく息をします。そしてまた短い呼吸その繰り返しです。いったいどのくらいの時間が経ったのか私にもわかりませんでした。もうずっと抱いているつもりでした。私は泣きながらトムトムと名前を呼び、生まれたときの日のことや子猫の頃のことなどを思い出してトムに話しかけていました。楽しかったね・・トム。いっぱい遊んだね、悪戯もしたけどトムは猫だったのだから仕方がないのにお母さんは怒ってばかりいてごめんねって・・・。よく頑張ったよ、トムは偉かったね、我慢強い子だったねっていっぱい話をしました。苦しいはずのトムがゴロゴロと喉を鳴らすのです。ほんとうにささやかな音で喉を鳴らし身体を震わせせて喜んでくれるのです。私の胸に埋めていた顔を持ち上げて私の目を見つめるのです。緑色の瞳で一生懸命何かを訴えようとしているように見ていました。丁度そのとき、トムのことを心配して友人が携帯に電話を入れてくれました。トムを抱きながら電話の向こうの友人にもうだめかもしれないと話している途中で、突然トムの足が突っ張りました。両手両脚を踏ん張るようにして仰け反りました。痙攣?どうしていいのかわからないままにぎゅっと抱きしめました。胸の中にすっぽりと抱いて頬ずりしました。しばらくしてゆっくりとトムの体は解れてゆき私の胸の中で静かに丸くなって・・そして呼吸が止まりました。携帯の着信などから逆算すると3時20分前後のことだったと思います。

その後、トムの体を綺麗にしてダンボールにバスタオルを敷きトムを寝かせてお線香を焚きました。玉も傍らでじっと見ていました。どれだけ流せば涙が止まるのだろうと思うくらい泣けて泣けて仕方がありませんでした。お風呂場と洗面所を綺麗に磨き上げて、トムの餌入れやトイレを泣きながら片付けました。トムはまだ温かくて大好きなダンボールの箱の中で眠っているかのようにも見えます。見るたびにゆすぶってしまいます。目を開いてくれる気がして・・・。むくっと起き上がって欠伸をして背中をぎゅっと反らせるのではないかと・・。もう二度とそんな姿を見ること出来ないのです。後悔ばかりが募ります。何故もっと早く病気に気づいてあげられなかったのだろうと・・そればかりです。もう何を思っても仕方がないのに・・・。

明日は火葬場に連れて行きます。お庭に埋めてあげようかとも考えましたが、弱虫でなさけない私はトムがそこで朽ちてゆくことに耐えられそうもありません。トムは明日空に上ってゆきます。お彼岸に亡くなった魂はご先祖さまの霊が導いてくれるのだそうです。9月26日今日は彼岸の明け・・トム一人じゃなくてよかったね。ちゃんと連れて行ってもらいなさいね・・。トムの柩には曼珠沙華を明日の朝摘んでいれてあげることにします。

気持ち切り替えて明るくお見送りをします。玉とちびくろの健康管理もっともっとしっかりとしてあげようと思います。トムくん、お疲れ様でした。ほんとによく頑張ったね。不甲斐ない飼い主でごめんね。ごめんね。ごめんね・・。
19:58  | 
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