玉虫日記 捩花
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2007.07.20 (Fri)

捩花




【捩花】ねじばな:蘭科 別名「捩摺」もじずり

らせん状のお花は右巻きも左巻きもあると聞きました。
片側のみに花がつけば傾いてしまうから花自身がそれを嫌って
このような花つきになったとう説もありますが
ほんとうはどの方向からでも花粉の媒体を呼び寄せるための
花の知恵なのだと聞き及びました。

「捩摺」は「しのぶもぢ摺り」、
福島県の信夫郡のねじれた模様が特徴の絹布「信夫捩摺り」
(捩(もじ)れ乱れた模様のある石に布をあて、その上から
忍(しのぶ)草などの葉や茎の色素を摺り付けたもの)との関わりもあるようです。
「早苗とる手もとや昔しのぶ擦り」の一句とともに奥の細道に
その石の伝承が残されています。
今も文字擦観音に残るその石は別名鏡石とも呼ばれます。


陸奥のしのぶもじずり誰ゆゑに乱れむと思ふ 我ならなくに  河原左大臣【古今和歌集】


昔、都の男が按察使として出向いた陸奥の国で
虎女という名の美しい女と出会い愛し合うようになりました。
時過ぎて男は都からの召還により帰ることになり女との再開を約束して旅立ちました。
残された女は恋しさのあまり文知摺石を麦草で磨き続けました。
やがて石は鏡となって男の面影を映すようになりましたが
このとき既に女は精魂尽き果て、男との再会を果たすことなく果ててしまいました。
男の名前は源融。後の河原左大臣。
余談ながら融は子沢山で知られた嵯峨帝の親王・・
嵯峨源氏として臣下となり源性を名乗りました。
後に加茂川にほどちかい六条あたりの邸宅河原院の池に
わざわざ海水を運んで塩釜の浦を作り上げ
藻塩を焼く(製塩)風雅を楽しんだことから河原左大臣といわれました。
もうひとつ付記するならば彼自身は実際のところ直接任国に行くことを免除された
「遥任」であったことがわかっています。
ということは虎女との恋は?鏡石の伝承は???
(ノ_-ハア…あまり掘り下げすぎないほうがよさそうです・・・・・。
23:04  |   |  トラックバック(0)  |  コメント(8)

Comment

No title

はじめまして。
見た事あります。このお花。
すごく不思議に思えたのでよーく覚えてます。
ねじばな。。。ですね。
覚えておきます。
ihatov12 |  2007.07.20(金) 23:06 | URL |  【編集】

No title

はじめまして。
ほんとうは、しゃんとまっすぐに立って咲くんですよ。
沢山群れて咲くお花なのにこの子は何故か一人でしかも俯いて咲いていました。
なんだか健気でしょう。
コメントありがとうございました☆。.:*:・'゜
tama_ma_ma |  2007.07.20(金) 23:15 | URL |  【編集】

No title

「ねじばな」は家内が好きな花の一つです。この花のことはずいぶん前に彼女に教えてもらいました。
雑草のなかにさりげなく、でもキラッと光る感じが好きです。
この花にまつわる、そんな話があったのですか。
平安末期、中央の政治が藤原家に独占されていた頃の地方での話ですね。歴史の世界で、「もしも……」「……だったら」は危険だとは思うんですが、そんなことを考えながら古人の考えや判断を考察することが好きです。授業中にもそんな余談をすることがあります。
よっしー |  2007.07.21(土) 06:49 | URL |  【編集】

No title

今年、ヴェランダの下につんつんと捻花が咲いてました。
大きくするとこんなに綺麗なんですね。
色は白っぽいものです。
植えたのではないから、何故咲いたのかは謎。

月見草も植えたんではないし......。

源融さんは光源氏のモデルじゃないかって言われてません?
藤原道長もそうですけど。

いにしへの床しいロマンスですね。
アゲハ |  2007.07.21(土) 08:51 | URL |  【編集】

No title

《ねじばな》大好きなお花です^^
地面に這い蹲るようにして撮られましたか?
背丈の小さな、それでいて存在感抜群のお花ですよね。

なるほど、いろいろな言い伝えがあるのですね。
昔々の方は皆情熱的。

↓の見事な朝顔の花
とっても綺麗で上品で・・・・こんな色目と柄の浴衣が欲しくなりました。
夏の朝は朝顔ですよね~でも今日も雨・・・・(T_T)
nantenchan |  2007.07.21(土) 09:55 | URL |  【編集】

No title

よっしーさん◆足元の小さなお花ですがこの季節の楽しみの一つです。螺旋階段のようなお花は見ていて飽きないですよ~♪
その昔、歴史の授業は先生の余談が何より楽しみでした!
tama_ma_ma |  2007.07.21(土) 11:10 | URL |  【編集】

No title

アゲハさん◆零れ種ではないかしら?
近くに沢山生えている場所があるのかもしれないですよ・・・?
小さいけれど立派な蘭の仲間だそうですから華やかですね。
そうそう、源氏という姓を賜って臣下に下るあたり光の君の出生と通じるものがありますよね。聞いたことございます。
tama_ma_ma |  2007.07.21(土) 11:15 | URL |  【編集】

No title

nantenchanさん◆(^-^;)這い蹲らなかった~~
というのは、職場の裏手の古墳の茂み
大変な草むらの中に生えていたんです~~
で、手折って一輪挿しに活けました。
みんなに見てもらえるからいいかな?ごめんねって。。

今朝も雨模様ですけれどちゃんちゃんと朝顔は咲いてくれました。
お日様恋しいでしょうにねえ・・
今日はお休みですか?雨に託けてのんびりしましょうよ~~(^_-)☆
tama_ma_ma |  2007.07.21(土) 11:19 | URL |  【編集】

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