玉虫日記 月の兎
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2009.10.04 (Sun)

月の兎


月に兎が住むようになったのにはこんな訳がありました。
心優しい兎さんのお話、とても読みやすい文章ですので
興味のある方は読んでみてくださいね。
今夜のお月様もとても綺麗でした。
お月様が綺麗なのは心の美しい兎さんが
せっせと月の鏡を磨いてくれているから?かもしれません☆。.:*:・'゜

いそのかみ ふりにし御世に ありといふ 猿と兎と 狐とが友を結びて
あしたには 野山にあそび ゆふべには 林にかへり かくしつつ年のへぬれば
ひさがたの 天の帝の ききましてそれがまことを しらんとて
翁となりて そがもとに よろぼひ生きて もうすらく
いましたぐひを ことにして 同じ心に 遊ぶてふ
まこと聞きしが ごとくなら 翁が餓えを救へと 杖を投げていこひしに
やすきこととてやありて 猿はうしろの 林より 木の実ひろひて 来たりけり
狐は前の 川原より 魚をくはへて あたへたり
兎はあたりの 跳びとべど 何もものせで ありければ
兎は心 異なりと ののしりければ はかなしや 兎ははかりて 申すらく
猿は柴を 刈りて来よ 狐はこれを炊きてたべ
いふが如くになしければ 烟の中に 身を投げて 知らぬ翁に あたへたり
翁はこれを 見るよりも 心もしぬに 久方の 天をあふぎて 打ち泣きて
土にたふりて ややありて 胸うちたたき 申すらく
今し三人の 友達は いずれ劣ると なけれども 兎はまことに やさしとて
からを抱えて ひさがたの 月の宮にぞ はふりける
今の世までも かたりつぎ 月の兎といふことは これがもとにて ありけると
聞くわれさへも 白栲(しろたへ)の 衣の袖は とほりて濡れぬ

瀬戸内寂聴「手毬」より抜粋
22:49  |  心覚え  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

No title

このお話、子供の頃に聞いた記憶があります。
あまりにいたいけな、というか健気な兎の心根がいとおしくて、涙ぐんで聞いたのでした。
捨身飼虎の図があわせて浮かんできます。

そうだわ、今度の♂の誕生日にはアゲハ自身にリボンを掛けて「プレゼントよ」ってしちゃおうかしら.....違うか。(何言ってんでぃ朝っぱらから)

そうじゃなくて、瀬戸内さんの手毬、小説は読みましたが、こんなんあったの!?
良寛さまとの事でしたよね?
あたしは、一体、何処をどう読んだんでしょ!?
これは記憶がない、まったく無い......。

いや、ほら、あたしの思考って蝶のようにあっちこっちして!
実は、トップの秋明菊があまりにも美しくて、それを讃えたかったんです。
綺麗です!!!!!!
濁りなき世の星かとぞ見る.....です。
アゲハ |  2009.10.05(月) 09:43 | URL |  【編集】

No title

「手鞠」は貞心尼と良寛さまのお話でしたね~でもどこかにこれが挟まってた?そう記憶しています。兎のお話は私も子供の頃の母の寝物語で初めて耳にしたように思います。やはり子供心に切なかったですねえ・・。未だに何故だけ死ななきゃならないのか、何故神様が動物たちの心を試すようなことをなさるのか?何故猿と狐は助けてあげないのか?などなどあれこれ考えてしまうお話でもあります。
で?リボンをかけて♂のお誕生日に?
リボンの下はやはりヌ◆◎??(@_@)。。。真っ赤なリボンが可愛いかも!!

秋明菊目に留めてくださってありがとう~見事に咲いてますでしょう!丁度見頃で枯れているのがひとつもなくて・・濁りなき世の星、ほんとうに!!
tama_ma_ma |  2009.10.05(月) 19:40 | URL |  【編集】

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